設立趣旨
特定非営利活動法人 ジェントル ハート プロジェクト
ジェントルハートプロジェクトは、いじめ問題の解決を目指して、いじめ自死遺族等が2003年3月に設立したNPO法人です。
私たちはいじめのない社会の実現のため、全国各地での講演会、展示会、勉強会やコンサート等の取組を通して、多くの人たちに「やさしい心」を伝えるための活動を行っています。
私たちは「いじめ」の本質は加害側の心の問題にあるとして、加害側の心に寄り添うことなしに、この問題の解決はないと考えています。
私たちの目指しているのは、予防よる「いじめ」の抑止であり、厳罰化や規則、「やられたらやり返せ」といった風潮を煽ることではありません。
子どもたちが本来持っている「やさしい心」(ジェントルハート)を育むことこそが、問題解決のあるべき姿であると確信して、活動を行っています。
【また、いじめ被害者遺族の知る権利を求め、政府への申し入れ等も行っています】

いじめとは?
いじめは心と体に対する暴力です
「暴力」は、心と体を深く傷つける行為です。物理的、身体的暴力には限定しません。
言葉や無視による心理的な攻撃も、それが結果的に、朝起きられなくなる、学校へ行こうとしても体が動かなくなる、
鬱(うつ)状態におちいって何もする気がなくなるといった身体的支障をもたらすものなら暴力に含まれます。
● 暴力を受けると人は、恐怖または強度の不安を感じます。
「安心」して生きる権利が奪われます。
● 暴力を受けると人は、無力化におちります。自分の力を信じる、
「自信」をもって生きる権利が奪われます。
● 暴力を受けると人は、行動の選択肢をせばめられます。
自分で選ぶ「自由」の権利が奪われます。
(「子どもと暴力 子どもたちと語るために」/森田ゆり著/岩波書店 より)
「いじめ」は人の権利・生きる力を奪う、決して許されない行為であると私たちは考えます。
今年も東京都人権プラザ主催の『心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ』展に協力させて頂けることになりました。昨年と同様2カ所での開催となります。また、今回は事前収録された”SHIPひきこもりと共生社会を考えるネットワーク”の代表でジャーナリストの池上正樹さんとのトークセッションの模様も各々の会場で常時放映される予定です。
詳細は下記をご参照下さい。
《会期・会場》8月25日(月)~9月2日(火) 9:00~19:00 cocobunjiプラザ 多目的スペース(国分寺市)
9月9日(火)~9月23日(火・祝) 9:30~17:30(日曜日休館) 東京都人権プラサ1階ロビーギャラリー(港区)
《入場料》無料
《主催》東京都人権プラザ(指定管理者:(公財)東京都人権啓発センター)
《協力》特定非営利活動法人 ジェントルハートプロジェクト、国分寺市市民生活部人権平和課
チラシダウンロード表 https://www.tokyo-jinken.or.jp/uploaded/attachment/1954.pdf
チラシダウンロード裏 https://www.tokyo-jinken.or.jp/uploaded/attachment/1955.pdf
小森美登里著『いじめに対する大人の誤解』を書籍ページに追加しました。